自己分析が上手くいかない…
そんな人って実は多いんです。自己分析=面倒くさい、なんて思っていませんか?
でも実は、自己分析=自分自身をプロデュースするためのスキル、なんです。
どうせ働くならあなたに合った「転職」を見つけたいと思いませんか?
自己分析はそんな天職探しを助けてくれるスキル。
自分と企業をマッチさせるためのスキル、なんて言い方が出来ます。
こんなに「あなたのためになるスキル」磨いておいて損はないと思いませんか?
こんな人におススメ
・就活ではなくて、転職のための自己分析を知りたい!
・自分を知って、自分に一番合った職を選びたい!
・自分の魅力を伝える自己PRが思い浮かばない
・自分の強みがイマイチ分かっていない
・自己分析のやり方や、具体的な手順を知りたい!
・転職面接の対策をしっかりとしたい
・転職に失敗した経験があって、次の転職は後悔/失敗したくない
こんな人は紹介する自己分析を役立てて、自分探し/自分の天職探しに有効活用してみてください。
そもそも自己分析が転職に有利になる理由
そもそも自己分析って転職にどうやって有利に働いてくれるの?
みんなが自己分析やってるから自分もとりあえず自己分析をしてみるの?いいえ、そんなことはありません。
自己分析をすることによって転職は絶対的に有利になります。まずは自己分析がどうやって転職に有利に働いてくれるのかを理解しましょう。
1.後悔せず、自分自身がしっかりと納得した転職ができる
自己分析をすることによって得られる最大のメリット、それは自分の軸を明確にしそれを手に入れることが出来ること
自分自身が一体どう在りたいのか?自分自身が一体どういう人間なのか?
それを自分が一番わかっていれば会社選びの基準が明確になり転職が楽になります。
「思っていた天職と違った…。」
「自分とやっぱり合っていなかった…。」
こんな転職後のミスも自己分析をすることによって未然に不ぜくことが可能となります。
転職で失敗する人の多くは「就労条件」「待遇面」といった表面的な部分だけを見て転職を決めてしまっている傾向があります。
そういった表面的な部分だけではなく
「本来の自分にいかにマッチしているか」「仕事のやりがいはどうなのか」「日々携わる仕事として自分に合っているのか」
こういった部分をしっかりと選択基準の中に取り入れることがとても大事になってきます。
人生において仕事が占める時間は半分以上といってもいいでしょう。
だからこそ自分にしっかりとマッチした仕事、本質的な部分で自分と会った仕事を選択することは非常に重要になってきます。
自己分析は一見すると時間を取られる作業のように見えますが、この準備をしっかりとすることで最短ルートでいい仕事を見つけることが出来るはずです。
2.採用面接時に圧倒的な強みとなる
企業の採用担当者が見る際ようんポイントは大きく分けて3つです。
1.あなたが企業にとっての即戦力となりうるのか
2.あなたに人間的な魅力があるのかどうか
3.限られた時間内に自分自身の魅力を伝えることが出来るのか
つまり、あなたが今まで経験したことを通して転職先の企業でどのように貢献できるのかを短時間で完結明瞭に伝えることが求められる、ということです。
そう考えると自己分析は欠かすことが出来ません。
自分自身の強みや弱み、スキルや経験というのは案外自分で理解できていないことがあります。
そこで自分の強みや逆に弱みを自己分析しておくことによって自分自身のプロデュースに一役買ってくれます。
面接官に自分のことを自信をもってPRするために自己分析は必要不可欠なスキル、ということです。
自己分析が役に立った!面接官からの質問はコレ!
それでは転職面接において実際によく聞かれる質問はどんなものがあるのでしょうか?
面接目に予め自己分析をしておくことによって、以下のよく聞かれる質問にもスムーズに返答が出来るようになって安心して面接日当日を迎えることができるはずです。
・自己PRをしてください
・あなたの長所と短所を教えてください
・あなたの強みと弱みを教えてください
・何か人生で挫折したことがありますか?その挫折はどのように乗り越えましたか?
・今までの仕事の中で一番嬉しかったことや悔しかったことがあれば教えてください
・あなたが今抱えてる課題があれば教えてください
・仕事を通して成長したと実感したのはどんな時ですか?
・これまで経験した仕事について簡単に説明してください
・仕事をするうえで何をモットーにしていますか
・あなたにとっての仕事とはどういったものですか
・仕事に対してどのようにやりがいを感じますか
・この職種を希望する理由を教えてください
・今後のキャリアプランがあれば教えてください
・あなたの今までの経験やスキルを、当社でどのように活かすことができますか
・なりたいビジネスパーソン像はありますか
・今回、転職を考えた理由を教えてください
・結婚後のキャリアについて何か考えていますか
・転職回数が多いですが、その理由を教えてください
・転職後のブランク機関の理由があれば教えてください
・失業期間が長い理由を教えてください
こういった質問です。一見すると「え、そんなことまで聞くの…?」なんて思ってしまうような質問が多いですが、企業側も真剣に労働者を探しています。こういった質問にしっかりと返答できるようにも自己分析はとっても重要となってきます。
では、実際に面接官が転職者の採用選考で重視しているポイントを視覚的に見てみましょう。(anreport調査より引用)
このグラフからは以下を読み取ることが出来ます。
・自分の強みや弱みを知っているかつ、自分自身が同会社に貢献することが出来るかを話せるかどうか
・働く意思や働く際のやる気を自分の言葉にすることが出来るか
・入社後に自分が働くイメージがしっかりと出来ているか
ここに咥えて、面接官が重視することに応募者の第一印象があります。その第一印象で重要視するのが以下です。
当然と言えば当然かもしれませんが、態度や仕草、話し方や面接者の表情や挨拶などなどです。
こういったみているポイントには必然的に「やる気があるかどうか」「自信があるかどうか」が出てきます。
自己分析をすることによって必然的に自分に自信が持てる、自信を持った求人ならば必然的にやる気も出る、結果的に話し方や表情までもが面接官を納得させる説得力が生まれてきます。
こういったデータから読み解いても自己分析がいかにあなたにとって大きな力になるのかが分かると思います。
転職を成功に導く自己分析の超具体的な方法
後悔の無い転職をするために、実際に自己分析をどのようにすればいいのかを見ていきましょう。
自分自身がどういった人間であり、どんなスキルを持っているのか、どんな経験をしてきたのかを客観的に把握することが非常に重要になってきます。
転職先に選ぶ会社と自分自身の本質がミスマッチしてしまわないように、「自分の軸はどこにあるのか」「自分はどういった人間なのか」を定めて理解把握してみましょう。まずは、次のものを準備してください。
・無地のノート(無地の紙なら何でもOK)
・ボールペン
この2つがあれば大丈夫です。
自分はどんな人間なのか、どう在りたいのかを見つける方法は?
自分自身はどんな人間なのか客観的情報を落としこむ
まずは自分、という存在が何かを深く深く掘り下げる作業をします。
具体的にはポジティブ&ネガティブな質問を自分に投げかけそれに応えていく作業です。
仕事だけではなくプライベートも含めて自分の全部をさらけ出す、書き落とす作業をしていきます。
兎に角大事なのは「ひたすら思いついたものを全て出す」ということです。書くのをためらうようなことでも人に見せるものではないので恥ずかしがらず全て書いてみてください。
そして書くときにはなるべく「具体的に書くこと」が重要となります。思いつくまま、自分の頭の中を全て出し切るつもりで書いてみましょう。
仕事・プライベートを二つに分けて、その中にポジティブとネガティブ、に分けて書き落としてみましょう。
「仕事、ポジティブ」
「仕事、ネガティブ」
「プライベート、ポジティブ」
「プライベート、ネガティブ」
この4つに大きく分けて早速やってみましょう。期間は7~10日ほどかけながらゆっくりじっくりやってみてください。
どんなことを書けばいいのか?ですが
ポジティブ=自分の強みや長所、成功体験
ネガティブ=自分の弱みや短所、失敗体験
といった感じ。先に挙げた4つに当てはめてみると
●仕事、ポジティブ
自分の作成したファイルを活用して会社全体の作業効率が上がった
新しい仕事を与えられた際にワクワクを覚えた
アイデアマンと言われたことがある
最後までやりきると言われたことがある
●仕事、ネガティブ
飲み会に参加したくない
仕事の出来ない人間と一緒に仕事をしたくない
約束を守らない人が嫌いだ
といった具合。とりあえず思いつくことをただひたすらに落とし込んでみてください。
落とし込んだ情報から共通点をピックアップする
仕事とプライベート、ポジティブなこととネガティブなことを書き落とすと「共通点」が見えてきます。
何かをするときにワクワクして意欲的になる、失敗するとひどく落ち込む、そういった何かしらの共通点が見えてくるはずです。
それを抽出してみましょう。例えばこんなことが出てくるかもしれません。
・新しいことに挑戦することが好きだ
・常に自分に厳しくいたいと思っている
・人の失敗を許せない
・効率の悪い作業が嫌で嫌で仕方ない
共通点を「文章」にしてみる
先に挙げた共通点を今度は「文章」に変換します。
「新しいことに挑戦するのが大好きで、そして意欲的。失敗を自分自身が恐れることはないが人の失敗を許すことが苦手。だからこそ自分自身がリーダーシップを発揮して人を引っ張っていくべきだし、周りとの協調性をしっかりと学ぶ必要もあると思う。自分自身には常に厳しくありたいと思っているからこそ、他社には優しくしようと思う。」
こんな感じです。
文章まで落とし込むことが出来たら自分のことをとても客観的に見ることが出来ますよね?そして自分自身の全体像も見えてくる。
これこそが自己分析です。文章にするとどことなく抽象的でもっと具体的に!なんて思ってしまうかもしれませんが、その抽象的な表現の裏にはしっかりとした自分のエピソードがあるのでそれでいいんです。
あなたが仕事で手に入れた能力を把握する方法は?
これまでにあなたが勤めた会社で得ることが出来た能力を振り返ってみましょう。まずはとりあえず全部書き出してみる作業から。
保有している資格も含めて勿論OKです。例えば、以下のような感じです。
【スキル一覧(例)】
・プレゼンスキル・PC関連スキル・エクセル検定・ワード検定・情報発信力・タイムマネジメント・マーケティングスキル・ビジネスマナー・行動力実行力・ダイエットスキル・企画力・適応力、柔軟性・ライティングスキル・情報収集力・普通免許・リーダーシップ・ビジネスマナー全般・アイデア創出、想像力・人脈・コミュニケーションスキル・プランニング・営業力・対人関係能力・分析能力…etc
兎に角あなたが思い浮かぶスキルを何でもいいので書き出す事「こんなこと書いてもいいのかな?」なんて感じることでも大丈夫です。まずは客観的に自分が持っているであろうスキルを文字にして客観的に自分のスキルを見てみましょう。
そして次に「書き出したスキルから自分の武器はこれだ」というものを抽出します。
この時のコツとしては「具体的なエピソードがあるスキル」を選ぶことです。「〇〇の時に□□のスキルを使った」といったものです。そのエピソードこそがあなたのスキルを裏付けてくれるものになります。
【自分自身を代表スキル】
・ライティングスキル・企画力・マーケティングスキル・営業力・リーダーシップ・PC関連スキル・情報発信力…etc
このように抽出されたスキルがあなたの代表的なスキル=強み、となります。
そして次はその能力をどのようにして見に付けることが出来たのか、また磨いてきたのか。具体的なエピソードを付け加えて書き出してみましょう。
【自己スキルと関連エピソード】
・営業力→全国のスタッフの中で1位の営業成績を収めた
・PC関連スキル→各種資格の所有、資格を活かした資料作成
・リーダーシップ→新人育成用のセミナーの開催、新人研修評価1位
・ライティング→社内HPの記事作成において自身の作成した記事がアクセス1位
・企画力→毎月の定例講演会を企画運営
といった感じです。スキルを1つ抽出して、そこにエピソードが付随することによってより具体的になり裏付けが強くなります。
このようにして「自分の姿をしっかりとしること(客観的に自分を見ること)」と「自分のスキル(武器となるスキルを知ること)」は確実に転職を成功に導いてくれることとなります。
転職を成功させる自己分析のコツ10選
今までに紹介した方法にプラスしていよいよ「転職を成功させる自己分析のコツ」をお伝えしていきます。これから紹介するコツは先に紹介した自己診断やスキルの確認があってこそ真価を発揮するものですので、先に紹介した方法もしっかりとやってからコツを活かしてくださいね。
1.自己分析に期限を設けること
まず大事なのは「自己分析をする期限をしっかりと設けること」です。自分のことを100%間違いなく分析することは実は誰にも分かりません。
しかも「転職」という第三者と必然的に関わりを持たなければいけない状況の中で、自分のことを判断してくれるのは残念ながら第三者である企業や面接噛んだから。
自分を作り上げているのは自分だけではなくて環境や周囲の人間によるものが大きかったりします。
だからこそ自己分析で100%の本来の自分を自分で見つけることは無理、とある程度把握しておいた方がいい。だからこそ自己分析には期限を設けてその中で見えてきた自分が「大体の自分の像」と認識を持つことが大事になります。
100%を求めるのであればそれこそ哲学者にならないと難しい。だからこそ自己分析は自己分析とある程度割り切って取り組む必要があります。
2.自己分析だけでなく「他己分析」の視点も持ってみる
自分のことを自分に問いただすのもとっても大事。でもそれ以上に大事なのが「他人から見て自分がどのように評価されているのか」という点です。
転職=新たな環境に飛び込み、新たな人間関係を構築すること、とも言えます。
その新たな環境で出会う他人がどうやって自分を評価していってくるのか?今の自分を評価してくれている周囲の人間に自分がどういう人間なのかを客観的に言ってもらうことが実はよかったりします。
しっかりと「良いこと」と「悪いこと」両方をあなたの周囲の人間に聞いてみてください。直接聞くのが気まずいのであれば「治した方がいいところ」なんて感じで聞いてみると自分の悪い点もしっかりと教えてもらえるはずです。
3.企業の採用基準/条件に無理に自分を合わせる必要はないと理解する
転職先の企業が求める人材像に無理やり自分自身を合わせていく必要ははっきりいってありません。
「あの企業に入りたい…あの企業が求めているのは〇〇な人材だ…自分はそうならなければあの企業に入ることなんかできない…」というようなことですね。
転職先企業の採用条件ありきの自己分析は、まず間違いなく転職後の後悔の原因となります。
これ、20代の転職経験者500人に対して行われた「転職後の後悔」に関する調査の結果です。
500人中250人以上(50%以上)の人が「自己分析が不十分だったため」に転職後に公開をしている、という恐ろしいデータです。
これはつまり「企業が求める人材像」を自分に無理やり押し付けた結果「本当の意味での自己分析が出来ていなかった」からこその結果です。
大事なのは「最初から自己をしっかりと持って、転職活動をすること」ということ。企業に合わせるのではなく、自分がどういった人間なのか、企業がどういった企業なのか、その中で自分と企業をどのようにマッチングさせればいいのかを考える。ということです。
4.具体的なエピソードこそ武器。具体的なエピソードがあるものを大事にする
自己分析で大事なのは「エピソード」です。何が何でもエピソード
エピソード、というのはあなた自身が経験したものだからこそ得られるものであって自分自身では大したことが無いと思っていても他社にしてみたら凄いエピソード(経験)ということが往々にしてよくあります。つまり「あなた自身の経験に基づいたエピソードは非常に価値のある事」なわけです。
そこから得られたスキルだったりはブレないあなたの軸となります。
自己分析をするとき、周囲の人間から自分のことを聞くとき、どんな時でも具体的なエピソードを一緒にして考えるようにしてみましょう。
5.仕事だけじゃない。プライベートの経験だって重要だと認識する
転職はズバリあなたの人生における「仕事面」での大きな分岐点です。
仕事は仕事、プライベートはプライベート、と分けて考える人が多い昨今ですがプライベートから得られる経験だって自己分析にはとっても重要な要素となります。
仕事をしているあなたも、プライベートを過ごしているあなたも同じ「あなた」です。だからこそ転職=仕事、と考えずに転職時の自己分析には仕事面でもプライベート面でも統合して自己分析することが重要です。
プライベートでの経験やエピソード、人にあんなことを言われた、人にあんなことをしてあげた、こんなに趣味に没頭した、そういった事が自己分析にとても役立ちます。
6.分析するときは5W1Hで考えてみると効果的に物事が進む
自己分析をしていると、どうしても行き詰ってしまうことがあります。そんな時は5W1Hで考えてみる、自問自答をしてみましょう。そうすると意外と分析がスラスラと捗ることがあります。
例えば自分の武器はコレ!(今回はアイデア力と分かっているとします)付随するエピソードって何かあったかな?と考えたときに
What/どんなエピソードを引っ張ってこようかな
When/いつのエピソードだったかな
Where/どこで起きたエピソードだったかな
Who/誰のために貢献できたエピソードだったのかな
Why/どうしてこのエピソードを抽出しようと思ったのか
How/実際にどうやてアイデア力を発揮したのかな
こうやって5W1Hに当てはめて考えてみると簡単にエピソードを具体化することが出来ますよね。自己分析に行き詰まったり困ってしまったらこれを思い出して自己分析を進めてみてください。
7.弱みこそ実は最大のセールスポイントだと知る
自己分析で弱みを分析してどう役に立つの?なんて思う方も多いはずです。でも、その弱みこそ実は自分自身のセールスポイントになるんです。
これ本当に使えるテクニックなので覚えてもらいたいです。
例えば弱み・弱点が「臆病である」とします。字面だけ見れば「なんだよ、ただのビビりじゃん」なんて思って終わりかもしれませんがこの「臆病」という言葉を言い換えてみましょう。
・感情や感覚が細やかでよく考えることが出来る
・行動する前にじっくりと冷静に判断することが出来る
・弱い人の心が分かり寄り添うことが出来る、優しい考え方が出来る
どうでしょう。「臆病」という言葉がこんなにもポジティブな意味に変わることが出来ました。これ、実はどんな弱点にも使えるテクニック。
「要はいいよう」ってことです。そしてもう一つ大事なポイント
弱点=失敗エピソードがある、と考えることが出来ますよね?その失敗経験は確実にあなた自身の成長に繋がっています。
経験したからこそ分かること、経験しないと分からないこと、経験していない人にはわからないこと、が沢山あります。大事なのは失敗してしまった事ではなく、そこから何を学んだか、それをどのように活かすことが出来るのか、です。
だからこそあなた自身の弱みや弱点をしっかりと把握してそれを活かしてあなたがどうできるのかを胸を張って堂々と言えるようになりましょう。
8.マインドマップを使って自分の頭の中を整理するクセを付ける
マインドマップって知ってますか?
あなたの頭の中にある概念や思想などを分かりやすく図にする作業の事です(アウトプットの一例)
マインドマップ、と検索すると参考サイトが沢山出てくるのでそれを見ながら自分のマインドマップを作ってみてください。マインドマップを作る作業を実際にやってみると、頭の中がとってスッキリします。
概念や思考が文字になる、図になることで抽象化されてスッキリする。
自己分析ってなんとなーく自分のことを紙に書きだすだけ、になりがちですがマインドマップ作りで図にして把握することでとっても覚えやすく把握しやすくなります。
9.なぜなぜ分析、はする必要なし
よく自己分析の紹介の記事を読んでいると「なぜなぜ分析をやりましょう」みたいな記事がありますが、個人的にはお勧めできません。
なぜなぜ分析は人によってはとてもいいのですが、場合によっては得られる答えが本筋から大きく外れてしまうことが多々あります。
ちょっと下の「なぜなぜ分析」を見てみてください。「→」は「なぜ?」だと思ってみてください。
私の強みは営業力です
→営業力によって実績を出すことが出来たからです
→相手を納得させる、という営業力を身に着けたからです
→営業成績不振が2年ほど続き、これは何とかしないといけないと本気で思ったからです
→営業成績が良くならないと上司から叱責されたりして居心地が悪いので覚える必要がありました
→上司と必要以上に関わるのが嫌だったから
→上司の人間性が好きではなかった
→上司の育ってきた環境が悪かったのであんな人間性になったんだと思う
この分析だと、なぜか最終的に「上司が悪い」が着地点になってしまっています。
正しいなぜなぜ分析が出来る人にとってこの分析結果は信じられないかもしれませんが、少しやり方を間違えると誰しもがこのような間違った分析をしてしまう可能性があります。だからこそなぜなぜ分析はする必要はありません。
先に紹介した自己分析方法をしっかりと踏襲して自身の強みや弱み、それに付随するエピソードをまとめた方がはるかに建設的で意義のある自己分析になります。
10.実績よりその過程が大事ということを理解する
これ、営業職経験者の方に多いんですが「実績主義」「成果主義」な考え方を持っている人は自己分析をしていて「〇〇だったからダメ」「失敗したからダメ」と考えてしまう人が多々います。
違うんです。自己分析はあくまでも自分がどういった人間かを理解してそれを次に活かすための作業です。だからこそ失敗をしていても、うまくいかないことがあっても全然OK。むしろその経験がとっても貴重、と考えるようにしましょう。
※50代、60代の転職の場合今までの実績を重視されることが多いかもしれませんが、20代や30代の転職ではそこまで成果だったりを求める企業は実は多くありません。
大事なのは「何かがあった時、それをどのように乗り越えたのか」「何か問題を起こしたときにどうやって解決したのか」の部分です。
自己分析の他に転職を成功させるコツは?
今回ご紹介したのは「自己分析のコツ」
自己分析をすることによって転職時の面接で自分をしっかりとアピールし、結果的に転職を成功に導くことが出来るという趣旨からです。
それでは自己分析以外で転職を成功させるコツってあるんでしょうか?
それは「多くの情報を得ること」「先駆者たちの客観的な意見を取り入れること」に他なりません。
情報は武器です。多くの求人情報を見て、そこからしっかりと転職先を取捨選択する。
10個の選択肢から1つを選ぶのではなく、100個の選択肢から1つを選んだ方がより自分の望む結果に繋がりやすいのは明白です。
そこで誰でもできるのか「転職サイトへの登録」です。
介護職/医者/一般職/事務職…etc
様々な職種ごとに転職サイトはありますし、中には年齢によって選べる転職サイト、居住地勤務地から探せる転職サイトなど多数の転職サイトがあり、そのどれもが基本的には登録料無料で登録することが出来ます。
そういったサイトにしっかりと登録をして求人情報を広く収集することが転職を成功させる近道です。
まずは転職サイトにしっかりと登録をして希望の転職先を探し始めてみましょう。